空の果てへ
「お前の腕は、ここに着いた時にはもう・・・
使い物にならなくなっていた」
気まずい、空気が流れる。
覚悟はしていたはずだ。だって、あんなに辛かったのだから。
ただ、馬に乗っているだけでも死にそうだったのなら・・・
こうなっても、おかしくなかったはず。
生きているだけ、取り残されなかっただけ、良かった。
「ひ、じかた、さん・・・あ、りがとうございます」
俺は、唇を噛み締めている土方さんに微笑みかける。
この人のお陰で、戻って来れた。
――――生きていることが、出来た。
「玖於・・・っ、生きていて、良かった・・・っ」