空の果てへ


* 沖田side *


「土方さん達、帰ってしまわれたんですね」



お盆に、薬と白湯を乗せた誠が、部屋に入ってきた。


さっきまで、僕達の間を邪魔をしないようにしていたのだろうか・・・


ずっと、台所に引き篭もっていたようだ。



「はい、お薬です。

あ、粥がもう直ぐ出来そうなので、待ってて下さいね」



僕の傍に、盆を置いてタッと台所へ向かう誠。

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