空の果てへ


こんな誠も・・・すぐに、僕のことを忘れてしまうんだろうか?


いや――――


忘れてもいい。


忘れてしまってもいい。


だから・・・



「な、かない、で・・・」



体中から、命が漏れていくのが分かる。


ただ一つ。


ただ一つ僕がこの世に残した未練は――――

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