夢のまた夢
諦めかけていたその時、
『んぅー!!!「しっ。静かに!」』
突然背後から口を塞がれ、後ろに引き摺られていく。
静かにって、急にこうされて静かにしろって方が無理でしょッ!!
しかもここ・・・何か臭う。
どうやら捕盗庁内の検死室に連れて来られたみたいだ。場所は知ってたけど、入った事はない。
”人”はいるし、記録帳やよく分からない道具もあって何だか怪しげだ。
「ようやく行ったみたいだな。」
私の口元から手を離し、扉から外の様子を窺っていた男はそう言った。
『何方かは存じませぬが助かりました。』
「こちらこそ、急にこの様な所に連れてきてすまない。」