好きだって言ってんだろっ。

突然の転校生

高校に入学して早3ヶ月が過ぎた。

学校内は来週にある学校祭の準備でおおいそがしだった。

そしてもう1つ、今日この学校に転入生が来るという噂で持ちきりだった。

学校内がこんなに自分の噂でいっぱいだとも知らずに

うわさの転入生高梨は、校門をくぐっていた。

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「おおー♪ でっかい学校じゃねーか。樹里に会うのが楽しみだぜ!!」

仁が大きな校舎に感動していると

「ねー？もしかして君が噂の転入生？」

いつのまにか仁の腕をつかみながら1人の

女生徒が立っていた。その女生徒は、

制服の胸元のボタンをあけてシルバーの羽根のネックレスをしている。

仁は制服の着こなしと茶色の長い髪からして

先輩だと思って尋ねた。

「職員室に行きたいんですけど、案内してもらえませんか？」

「おっけー♪あなたかっこいいから案内してあげるー♪」

と こころよく引き受けてくれた。

仁は先輩の案内のおかげで時間の前に職員室に着いた。

「ありがとうございました。」

「気にしないで。今度学校であったら遠慮なく声かけてよ♪じゃっ。」

「はい。」

仁は気だるくなりながらもしっかり返事をしておいた。

そして先輩と別れ仁は職員室へ入った。

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「では、高梨君は1年2組ですので、私が入ってくださいと言ったら教室に入ってください」

「わかりましたー。」

「それでは時間ですのでそろそろ行きますか。」

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「私が呼ぶまでここで待っていてください」

「はい。」

ガラガラ。

“きりーつ!!礼!!”
「おはようございます 皆さん。今日からこのクラスに転入生がきます。今から自己紹介をしてもらうので静かに聞いてください。お～い高梨君入ってきて!!」

ガラガラ。

「「「きゃーー///カッコイイー♪」」」

教室の女子が仁を見て叫んだり、頬を赤くしています。
逆に男子からはブーイングや嫌味が飛んでいます。

「はいはい。皆さん静かに!!では、高梨君自己紹介お願いします。」

先生の一言で教室中が静かになりました。

「高梨仁です。よろしく。」

「高梨君。手短すぎるよ!!あと一言付けたして!!」

「・・・。好きな女を追ってこの学校に来ました。」

「「「きゃー///いや～!!」」」
「「「おーいいぞー!!」」」」

この言葉によって女子から悲鳴が男子からは拍手が仁に送られました。

「はぁ。まぁこの辺にして自己紹介は終わりだ。みんな仲良くするように。そして高梨君の席は、窓側の後ろから2番目だ!!わからないことがあったら隣の席の佐藤海斗に聞きなさい。
じゃあ佐藤ちょっとの間 面倒見てやってくれ。」

「はい。わかりました!!よろしくな、高梨!!」

「おう。」

佐藤海斗（ｻﾄｳ ｶｲﾄ）は明るく元気いっぱいがモットーらしい・・・。髪の毛は明るい茶色で笑顔がとてもキラキラしている感じだ。海斗はサッカー部らしい。自分でペラペラ一人で喋っていた。

そして俺は海斗のおかげもあり、クラスになじんでいった。