イケメン俺様君のお姫様☆
しばらくして、唇が離れた。



「はあはあ…もう!
息ができないじゃん!」



私は息を切らしながらそう言った。



平気な顔をしている奏汰がムカつく。




「ごめん。どうしてもキス
したかったから…」



耳元で囁かれる。



吐息がかかってくすぐったい。



奏汰の声が甘い…。



「……もう、やだ…」




恥ずかしくなった私は、
小さい声でそう呟くと、
急いで自分のベットに戻り、
布団をかぶった。



「おい、もう寝るのか?」



そんな声が聞こえてくる。



「…うん。おやすみ…」



私はそう言って、目をつむった。



少しして電気が消えたのを、
なんとなく感じる。



疲れていたのか、私はすぐに
夢の世界に入っていった。





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