天使みたいな死神に、恋をした

 !

 まずはこの死神からフルボッコにしようか。

「実は、実はな、以前お前の財布から1万円抜いて、ゲーム買っちゃったのも、まじで謝る!」

「おい! それは泥棒だぞ!」怒鳴った。

 ここに、ここに……
 

 泥棒がいますよー! 警察屋さん、泥棒ですけどー!


 と、声を大にして言いたい私、爆笑している死神、真剣に謝る私の彼氏(名前は思い出せない)


「翠さん、ダメ男じゃないですかこれ」

「そうだね」

 やる気無し。もう、こっちにいてもいいんじゃなかろうか。


「私と一緒になるしかありませんね」
 
 こんな男に未練無いでしょ? とアンジュラが真面目な顔になる。

「いーや、そうはいかない」
 
 怒りの泉が沸々と私の心に沸き始めた。

 そんなことがあったなんて! 信じてた私はバカみたいでしょこれ。

「まずは、フルボッコにしなきゃ気が済まない」

「いつするんですか?」

「...それ、言わせる?」

                                                                                         


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