天使みたいな死神に、恋をした
やはり死神なんだ。
目の色が、生きてない。
顔全部が死んでる(ような気がする)
そして、その開かれた口の中に見た真っ赤な舌は、これから地獄へ引きずり込みますって言ってるようにしか思えない。
でも、若干骸骨チックだけど死神にしておくにはもったいないくらいイケメンだ。
いや、死神ってものを見たことがないから比べようもないんだけど、おどろおどろしいものじゃないように錯覚してしまう。
だめだ! ダメだダメだ! そんなこと考えてる場合じゃない!
「翠さん」
ドキリと波打つ心臓辺りに手を置いた。
「なに」
「お願いがあります」
まっすぐに私を捉えるその刺激的な初めて見る瞳に吸い込まれそうになる。
まさかの吸い込まれてそのまま出てこれなくなるのは怖いから、しれっと目をそらした。
唾を飲んで次の言葉を待つ。