天使みたいな死神に、恋をした
「あー、ちょっと申し訳ないんですが、しばらくここで待っていては頂けませんか?」
無駄に謙虚な死神め。何を企んでるんだか。
「ちょっとと言わず永遠にどうぞ」
戻ってこなくても結構です。
「はぁ。それではどこにも行かないでくださいね。ここには時間っていう概念は無いんですけど、すぐに戻りますから」
「時間で言うと?」
「話聞いてくれてましたよね? ええと時間で言うならば10分くらいでしょうか」
そう言うとアンジュラは今来た道を戻って行く。
まるで幽霊のように身体を揺らさずにまっすぐに。
と、思ったら止まった。
「あの、幽霊とは違いますからね」
!!!!!考えてることって分かるんだ。ってか読まれただけ?
私に言わせれば幽霊も死神も対して変わりはないんだけど、
それにしても、
私はなんでこんなに怖がっていないのか、それが不安にもなるんだけど、今のところその答えは見つからない。