フレンズ


ぶちっ…

私は、とっさに電話を切る。


電話を置くと、いつも鏡を見るんだ。


そうすると、おぞましい私の顔がそこにある。

嫉妬に狂う女の顔。

それを見て、罪悪感を感じ、落胆する。



あんなことはやめよ…

そういつも思うんだ。




そして、こんな罪悪感に押しつぶされそうになったとき


私は、あのオトコを呼ぶ。


あのオトコは

あのオトコなら

私のしてることを

全部、チャラにしてくれるから。
< 13 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop