フレンズ
だって、こんなふうにカズといると
この同じ部屋で
正人と抱き合っていたことも
悪態をついて話したことも
正人が帰ってからのあの後味の悪い罪悪感さえも
悪い夢だったみたいに
嘘のように
何事もなくなったみたいに思えるんだもの。
きっと、ホントは、私はもうやめたいんだ。
昼間に手をつないで歩くこともない。
どこかに、旅行に出かけることも出来ない。
隠れるように恋をして
明日に怯えて
出るのは、いつもため息で。
なんのためらいのない恋を
うらやんで・・・
もういやだ───