フレンズ
ずっと、日陰の身の上なんて、浮かばれない。
いつか一緒に、明るい太陽の下を歩きたいって
ずっと、ずっと思ってた。
でも、それがここにきて
一気に現実味を帯びてくると
なんか、ちょっと、違うんだ・・・
私、正人と結婚したいワケじゃない・・・
好きだけど
なんか、なんか・・・
じゃ、他の選択肢は・・・
「おまえ・・・まさか、その、中絶・・・とか・・・」
カズが、もうひとつの選択肢を言ってくれた。
そう、その選択があったんだ。