葉桜~late spring days
泰一郎の聞きたいことがすぐに分かった。話しだす前に僕の方から切り出した。
「したよ、玉砕。」
「え?」
「うそ。玉砕はしてない。言ったよ、晴香に好きだって。」
泰一郎は苦笑いしながら、聞いてきた。
「それで?晴香ちゃんは何て言ってた?」
「混乱してた。あたり前だよな。答えはまだ。急がないって言ってある。」
「そうか。」
「大丈夫、これぐらいでぐちゃぐちゃになるような仲じゃないし、このことで部活に影響出さないようにする。それは約束する。
ただでさえ、引退してぐちゃぐちゃにして、卒業してった人たちがいるんだからさ。これ以上面倒を増やして、楽器続けたくなくなるようなことはしないから。」
「それ聞いて安心した。」
ほっとした泰一郎の顔を見て、僕もほっとした。短い休み時間が終わるチャイムが鳴った。
「したよ、玉砕。」
「え?」
「うそ。玉砕はしてない。言ったよ、晴香に好きだって。」
泰一郎は苦笑いしながら、聞いてきた。
「それで?晴香ちゃんは何て言ってた?」
「混乱してた。あたり前だよな。答えはまだ。急がないって言ってある。」
「そうか。」
「大丈夫、これぐらいでぐちゃぐちゃになるような仲じゃないし、このことで部活に影響出さないようにする。それは約束する。
ただでさえ、引退してぐちゃぐちゃにして、卒業してった人たちがいるんだからさ。これ以上面倒を増やして、楽器続けたくなくなるようなことはしないから。」
「それ聞いて安心した。」
ほっとした泰一郎の顔を見て、僕もほっとした。短い休み時間が終わるチャイムが鳴った。