気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】
そう思うと最低なひとにしか見えなくなった。
「そろそろ終わりますかね!」
「うん」
どうやらラクガキが終わったよう。
結局、私は何もしなかった。
すべては彼任せ。
「・・・・・・。」
「・・・・・・?」
プリクラが出てきてそれを見始めた途端彼が黙ってしまった。
何をそんなに真剣に見てるのやら……
「そろそろ帰ろっか」
見終わったのかそう言ってくる彼。
「でも、みんな……あれ?」
さっきまでいたはずのクラスメートたちがこつぜんと姿を消していた。
なんで?
「先に帰ったんだよ」
「そう…なんだ」
つまりは私たちふたりしかいないというわけか。
嫌だな……