気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



「もう暗いし送るよ」


 もう日が暮れて外は真っ暗だった。

 少し怖い気持ちはあるけど、これ以上彼と一緒にいたくない。


「大丈夫…家近いから」


 なんて嘘をついて逃れようとした。


「じゃあ、俺のケー番教えとくよ」


 はい?

 なぜそうなる?

 全然私の返事と噛み合ってないしっ!


「どうして?」

「心配だから」


 そう言ったかと思うと、ケータイをすっとポケットから出し、画面をこちらに向けた。


「家に着いたら連絡してよ、これに」


 心配なんていらないのに……

 というよりか、心配なんかされたくない。



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