気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】
夏音はそれから笑うことも少なくなって、家からあまり出なくなった。
「それから三年生になって少し経った頃シフォンを拾ったんだよ」
だけど、シフォンと一緒にいるときだけは明るくて楽しそうな顔をするようになった。
それまではこの家ではなくて一軒家に住んでいたが、この家に引っ越してきた。
中学一年生にもなると家事は全部できるようになって、お父さんがいなくても大丈夫になった。
「それからは家をよく空けるようになって夏音を一人にするようになったんだ。」
それから今に至る。