気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】
「さぁね・・・・・・。」
寂しそうに呟く背中を何度見ただろう。
ごめんなさい・・・・・・。
わかってるのに訊いたりして。
でも私は素直に謝ったりはできない。
なんでこんなに曲がった性格してるんだろ・・・・・・。
つくづく自分が嫌になる。
ひとを傷つけることしかできないなんて。
「勉強教えてあげるから、早くどっか行こっ!」
だから話題を変えるの。
「はいはい。どーもありがとうございますー。」
「どの口がそんなこと言うのかしらー?」
「この口が♪」
「そんなこと言っていいのかな~?塞いじゃうけど?」