黄昏に香る音色
誰も、休憩時間内は、来ない…視聴覚室のある校舎。

里美は、廊下の壁にもたれながら、

胸を押さえていた。

張り裂けそうな程、痛い。

どうしょうもないくらい、胸が痛む。

痛みが、

嫉妬や、憎しみにならないように、

1人…

薄暗い廊下で、押さえていた。

明日香は、悪くないのに。

何度も、

そう言い聞かせても、痛みは、激しさを増す。

張り裂けそう。

ごめん、明日香。

ごめん、明日香。

でも、

「もお…」

里美は、廊下に崩れ落ちた。

「抑えられないよう」

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