黄昏に香る音色
涙さえ、

流れ落ちることなく、

途中で消えていく。

ゆうのすべてが、

消えていく。

手を伸ばす明日香。

ゆうの手が、近づく。

だけど、

その手は、

触れ合うことは、

二度となかった。



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