黄昏に香る音色
ドラムの上原が、いきなりやめたいと言ってきた。
明日香のいう…軽やかな演奏ができないから、ユニットに参加したくないと。
彼女は、退部届けを出してきた。
とめたが、無理だった。
意志はカタかった。
唯一のドラマーを、軽音部は失った。
後でわかったことだが、
上原は、結城に引き抜かれたのだ。
ブラスバンド部に。
仕方がなく、
里美が、ドラムの座につくことになった。
負けを覚悟した滝川部長。
歓喜する里美。
落ち込む滝川に、
明日香は、演奏する曲の変更を申し出た。
もう音楽祭まで、数日しかない。
戸惑う滝川に、明日香は言った。
「この曲でなければ、だめなんです」
ドラマーが変わったことも、ちょうどよかった。
「シンプルな曲なので、大丈夫です」
明日香は、他のメンバーに、曲を聴かせた。
浅倉が頷けば、滝川は文句がいえなくなった。
そして、里美を加えた練習が、始まった。
明日香のいう…軽やかな演奏ができないから、ユニットに参加したくないと。
彼女は、退部届けを出してきた。
とめたが、無理だった。
意志はカタかった。
唯一のドラマーを、軽音部は失った。
後でわかったことだが、
上原は、結城に引き抜かれたのだ。
ブラスバンド部に。
仕方がなく、
里美が、ドラムの座につくことになった。
負けを覚悟した滝川部長。
歓喜する里美。
落ち込む滝川に、
明日香は、演奏する曲の変更を申し出た。
もう音楽祭まで、数日しかない。
戸惑う滝川に、明日香は言った。
「この曲でなければ、だめなんです」
ドラマーが変わったことも、ちょうどよかった。
「シンプルな曲なので、大丈夫です」
明日香は、他のメンバーに、曲を聴かせた。
浅倉が頷けば、滝川は文句がいえなくなった。
そして、里美を加えた練習が、始まった。