SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「へぇ~っ…いつも応援ありがとう…君のエールがあるから…俺は頑張れるんだ…」



ルイは軽く蘭莉にサービスでハグした。


「おいっ!?ルイお前…」


俺は蘭莉の背中に回ったルイの両手を払った。



「何…マジになってんの?」


「むやみに近づいて…勘違いしたらどうすんだ!?お前は人気アイドルなんだ…そこを自覚しろ」


「…克己!?」



「…何…藤堂さんは彼女の男?別に軽くハグした位で…嫉妬すんなよ。大のオトナが見苦しいんですけど」



リンに輪をかけた傲慢な態度。

リンは俺たちの様子を眺め、冷笑する。



麻有さんがトレーでオムライスを運んできた。



「ルイ…」


< 146 / 237 >

この作品をシェア

pagetop