SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
期待してるのは克己の方で。


私に自分のキモチを転嫁するのは止めて欲しい…



克己の言う通りリビングの一角が自社のオフィスのように全面ガラス張りで…眼下には人口だけど素敵な星空が広がっていた。


「…毎日…克己はこれを見てるの?」


「…最初は毎日見てたけど…今は見飽きた…」



皮肉にも取れる克己の返答。



この夜景も克己にとっては生活の一部。


いつも見る同じ景色なんだ…



「…蘭莉の嬉しそうな顔はずっと見てても飽きない…そうだ。何か飲むか?」


「はい」


「水とアイスコーヒーしかねぇけど。どっちにする?」


「じゃあ~水で」



「OK」




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