二人の距離
 本当だったら、二人きりで言うはずだったのに、邪魔者がいたから狂ってしまった。
 しかし、涼葉が自分のことを強く想ってくれていたことを聞くことができたので、真示にとって、全てが悪いことではなかった。

「せっかく恋人同士になれたんだ。どこかへ連れて行ってやる」
「本当ですか!?だったら、真示先輩の家へ行きたいです!」
「構わないけれど、理由は?」
「前に話してくださったゲームがあるんですよね!?私もやりたいです!」

 もう少しムードがあるところを言ってほしかった。こういうところは涼葉らしいから、真示は何も言わなかった。
 これから真示の家に行くことができて、涼葉は子どものように喜んでいた。真示が涼葉の手を引くと、涼葉は少しだけ手を強く握った。隣を歩く涼葉を見て、真示は嬉しくて柔らかな笑みを浮かべた。
 
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