黒(クロ)

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「でー?千歳ちゃんー?なーんでここいるのー?」

『え?なんでって呼ばれたからっしょ?』


そう。彼女は翌日呼びに言ったら逃げるどころか、いいよー。の一言で着いていっていた。


「いや、そうではなくてですね?逃げないんですか?」

『めんどくさい』

「おいこら!めんどくさいじゃねーよ!逃げろよ!
昨日かっこつけた意味なくなっちまうだろ!」

『えー。それあたしに関係あんの?あれでしょ?少し本気だすか。とか、面白そうとか、うるさくなる。とか鬼ごっこの幕開けだ。とか?』


ほんとに笑ってしまうよ。やめて。腹筋痛くなる。
どこの厨ニと思っちゃった


「……なんで知ってるんだ?」

『いや、そこは小説というものを駆使して前のページをね?』

「千歳ちゃんーそれ反則ー」

『まぁいいじゃん。で?なんのよう?こちとら実との約束破ってここにいるの。理由がないなら今日も帰るけど?』



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