守ってくれますか?
「大丈夫よ。ヒカリ。」

アンリ様は突然優しく言った。


何?

何で急にそんなふうに言うの?


嫌な予感・・・・・。



「ヒカリにも、ちゃーんと相手はいるから。」


相手?
何の相手?


「用意しておいてあげたのよ。8人もね。ふふっ。楽しんでね。」


8人?
楽しむ?

・・・・・・まさか・・・・・


「夜の相手、ですか?」

かすれた声が出た。


アンリ様はくすくす笑った。
天使のような笑顔。


「ええ、そうよ。ふふふっ。
8人じゃ疲れちゃうかしら?大丈夫よね、ヒカリだもの。

じゃあ、私はナオ様と楽しんでくるから。
じゃあね、ヒカリ?」


アンリ様がドアを開け、出て行くのと入れ違いに、ニヤニヤと気味悪い笑みを浮かべた8人の男が入ってきた。




―ガチャリ―



鍵が閉められた。




私の頬を、嫌な汗が伝う。



マジですか・・・・・



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