守ってくれますか?
ジャマナノヨ。ウットウシイ。

ナオサマモソウオモッテイルワヨ?


ドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッ


ホントウニ?

ホントウニ、ナオサマモ、ソンナフウニオモッテイルノ?


ドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッ



「ふふ。やっと自覚したの?」

アンリ様の声が響く。
楽しくって堪らないという声。


「とにかく、そういうことだから。ヒカリ、ココにいてちょうだいね?」

アンリ様が優しく微笑んだ。
冷たい微笑み。

背筋がゾクッとした。


「くれぐれも、私達の邪魔しないでね。ふふふっ・・・今夜は楽しみだわ。きっと、今夜こそは・・・・・ふふふふふ・・・」

艶やかな笑顔を浮かべるアンリ様。



今夜?

今夜って、何?


いや・・・

考えたくないっ!!!


まさか、アンリ様とナオ様が?


ああ・・・・・

そうだ。2人は婚約者だ。


“そういうこと”するのは当たり前なんだ。



心の中で、自嘲気に笑う。

私、今更そんなことに気付くなんて――


遅すぎでしょ。



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