守ってくれますか?
・・・・・・・

「800億!!!」

その声と共に、場がしーんとなる。

・・・すげえなあ、美少女。
さっきの女の10倍の金額だぜ?


・・・だが・・・・・

それでも、まだ美少女のお目当ての金額にはいっていないようで、あたりを見回している。



・・・・・その時・・・・


俺と一瞬、ほんの一瞬、眼があった。


どくんっ・・・


潤んだ黄金の瞳と、俺の緑の瞳があった。



俺にはその一瞬が・・・・・

とても長く感じられた・・・・・・



俺は、囚われたんだ。

黄金の瞳に。

そして、気がついたら・・・・・・


「10兆」

そう、言っていたんだ・・・・。
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