素敵彼氏の裏の顔



「引くよね、正直」




そう言って隼斗は笑ったが、自虐的で悲しい悲しい笑顔だった。

その作り笑いを見ると、あたしまで悲しくなる。





隼斗、きっと辛かったんだろうな。

しんどかったんだろうな。




優しくて、前向きで、いつもにこにこしている隼斗の、心の闇を見た気がした。

< 104 / 401 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop