素敵彼氏の裏の顔
だが、楓にはそんな心配は無用のようだ。
確かにイケメンは好きだが、友達の彼氏にまで手を出す気はないらしい。
そんな楓にホッとすると同時に、楓を疑ってしまう卑屈な自分に嫌気がさした。
「今日、朝練行ったんだ。
そしたら隼斗君も来ていて。
美優のこと、心配してたよ」
隼斗は紳士で優しくて。
あたしの身体のことなんかは本当に気遣ってくれて。
でも……本当に気にしてほしいのは、あたしの心の方だ。
「そっか」
楓が悪い訳ではないのに、素っ気ない返事を返してしまうあたし。
そんな自分が嫌になる。
こんなんじゃ、駄目だ。
気を取り直して明るい話をしようとした時だった。