素敵彼氏の裏の顔



この様子を見ると、さすがに金髪が可哀想になる。

淳ちゃんでもこんなことしなかったよ、きっと。






「マジで謝ってんのか?

笑わせんな」




ちっとも楽しくなさそうに隼人がボヤく。




「あの女に手ぇ出したっつうことは……」




金髪の頬を涙が伝う。




「俺を敵に回したっつうことだ」




隼人はそう言って、金髪の髪を引っ張って無理矢理立たせる。

金髪は操り人形みたいな不格好な姿勢で立ち、震え、そして泣いていた。





「……殺す。

俺の前に二度と現れないように」




は……隼人、だからそういうのは……!!






思わず身を乗り出していた。

その瞬間足元が滑り、無様に宙を舞うあたし。

悲鳴を上げ、そのまま隼人のすぐ後ろの空間へとダイブしていた。





馬鹿!!

あたしの大馬鹿者!!!





< 184 / 401 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop