素敵彼氏の裏の顔
あやちゃん、本当に隼人が好きなんだね。
何だかすごく嬉しいあたし。
あやちゃんの大きなお団子頭に手を伸ばす。
「大丈夫。
あたしは隼人を信じてる」
そう、信じなきゃ。
信じなきゃ、何も始まらない。
「出来たよ」
その言葉を合図に、
「ありがとう」
部屋を飛び出す。
廊下を足早に歩き、リビングのドアを開けた。
そこにはげらげら笑う三人の男がいて、あたしを見た瞬間にうっと表情を強張らせる。
あたしはそんな三人をしっかり見て、口を開いていた。
「何も知らないくせに。
……隼人の悪口を言ったら、許さないから!!」