素敵彼氏の裏の顔
「城内が楽しそうだから、俺たちも東京に来てしまったぜ」
どうやら東京に来たばかりのようなこの人たち。
そう言われてみれば、何となく田舎臭さが漂う。
淳ちゃんはははっと笑いながらあたしを見て、
「……つうことだから、今日はこいつらの歓迎会でもしようかと思って」
は……はぁ!?
歓迎会?
あたしは遠慮しとくよ。
そう淳ちゃんに目で訴えるが、淳ちゃんはあたしを離してくれない。
強引なところは全然変わらない。
「男だけの歓迎会っつうのもむさ苦しいからな、華を添えろよ美優」
あぁ、もう訳が分からない。
「特に人の女っつうのがソソるな」
「「「え!?」」」
淳ちゃんの最低な言葉に、声を揃える先輩たち。
お前ら付き合ってねぇのかとか、美優ちゃんに男がいるのかとか、あたしをネタに話が進む。
もう逃げることも不可能と察したあたしは、仕方なく大人しく居座ることに決めたのだった。
あぁ……あの時あやちゃんについていけば良かったと、本気で後悔した。