素敵彼氏の裏の顔



「は……」





あいた口が塞がらない。

あやちゃんの話から、想像はしていたけど。

淳ちゃんが隼人を庇う気持ちは痛いほど分かるけど。





だけど……

だけど、どうしてそんなこと言っちゃうかな。







「プッ……」




先輩が吹き出す。

続いて起こる、爆笑の嵐。




「だっせー」



「つか、嘘つくなよ」




涙を流す先輩までいて……






「その口二度と開けないようにしてやる」




新しい声が聞こえた。





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