僕と彼女の秘密の物語。
「祥太、お前さ、最近変だよ?
なーんか付き合い悪いし、飲み会誘ってもあんま来ねぇしさ。
まさか、実は女できたとか?」
高橋は僕の肩に手をまわして、顔を近付けて耳打ちするようにそう聞いた。
「どうなのよ?祥太クン」
「違うよ、単にそういう気分じゃないだけ」
僕は努めて冷静に答えた。
「なんだよそれー。
お前本当に男か?
チ○コついてんのか??
お年頃の男なら、もっと違う気分になるだろうが」
「ハイハイ。じゃあ行けそうだったら行くよ」
高橋の低レベルな発言に、近くにいた女子たちの視線が刺さるのを感じながら、僕は肩に回された高橋の腕をほどいて言った。
「じゃ、また連絡する」
「絶対だぞ!」
高橋と別れて、僕は食堂へ向かった。
飲み会とか合コンとか、そういう気分でないのは本当だ。
彼女とあんな関係になってからは尚更、不思議とそういう気分にはなれなかった。