僕と彼女の秘密の物語。
ーーーーー
ーーーーーーーー……
「あっっ、祥太!!」
構内で僕の姿を見つけた途端、高橋が慌てて走り寄って来た。
「てめぇ、この前のアレ、何なんだよ!!」
飛びかかりそうな勢いの高橋に気圧されそうになる。
「お、落ち着けよ、何だよいきなり…」
「何だじゃねぇよ!
気付いたらお前、ミユキちゃんと居なくなりやがって!!
ふたりでどこに行ったんだよ!!」
「あ〜……」
僕は曖昧に首をかしげた。
「ミユキちゃんはなぁ、何気にあの中で1番人気だったんだぞ?!
俺だって密かに狙ってたのに!
お前ってヤツは〜連れてくんじゃなかった!!」
あの女が1番人気だったとか、どうでも良い話だ。
第一、ミユキという名前だったことを今初めて知った。