哀しみの音色
 
っつーか、おせぇっ……


信号は予想以上に長い。

大通りの上、赤になったばかりに来た信号。

待ち合わせ時間が過ぎているということもあり、俺はかなり焦っていた。


そしてようやく青に切り替わる。


俺は即座に走り出した。



その時……



キキーーーーーッ!!



途端に聞こえる道路が擦れるブレーキ音。


顔を上げると同時に……



「…っ!!!」



ドォーンッ!!



俺の体は、大きく跳ね上がった。

 
< 135 / 164 >

この作品をシェア

pagetop