不良系幼なじみとの甘い恋愛事情
「明日も遊ぶの?」
土曜だし、勝手に家に来るかもしれないんだよね。
その中に好きなコもいて楽しく遊ぶのかも。
あたしの前では見せないような、とびっきりの笑顔を見せながら。
ネガティブな妄想がどんどん広がって行く。
情けないなぁ、あたし。
「別に毎週来てるわけじゃねぇし」
「だ、だったら……明日はあたしに付き合ってよ。ちょうどパパの誕生日プレゼント買いたいなって思ってたし」
「はぁ⁉なんで俺が」
あからさまに嫌そうな顔を見せる愛翔だったけど構わずに言葉を続ける。
「暇なんでしょ?」
「だからってなんで俺が行かなきゃなんねぇんだよ」
傘を片手で持ちながら、愛翔は面倒くさそうな顔をしている。
そんな反応に少し傷付きながらも、ムリに笑顔を浮かべた。
「いいじゃん、一応彼氏なんだから協力してよ」
無理やり付き合わされて困っていたはずなのに、こんな時だけ都合良くそう口にするあたしはズルいのかもしれない。
「……ったく。わかったよ」
渋々でも頷いてくれたことに、沈んでいた気持ちが晴れて行く。
さっきまであんなに沈んでたのに、今はなぜだか心が弾んでる。
「なに着てこう」
家に帰って来てご飯とお風呂を済ませた後、自分の部屋のクローゼットからありったけの服を取り出して頭を悩ませた。