不良系幼なじみとの甘い恋愛事情
「お前は俺の彼女だろ?」
力強いその言葉に一瞬だけドキッとする。
「どうであろうと、岩佐は俺の彼女であるお前なんかに同情されたくねぇはずだ」
同情……。
「別に同情なんて……」
したつもりはない。
ただ心配だっただけ。
「お前はしてないつもりでも岩佐はそう思うに決まってる。普通の彼女なら怒るとこだろ、そこは」
“普通の彼女”……。
その言葉が心に重くのしかかる。
もしあたしが愛翔の本当の彼女なんだとしたら
あんなことを言った岩佐さんを許せないと思うはず。
だけど、今のあたしには岩佐さんに怒るとか……。
そんな権利はないから。