不良系幼なじみとの甘い恋愛事情
「今更面倒だろ、そんなの。別れたっつったらまた怒鳴り込んで来そうだし、お前のオヤジ」
「でも……っ」
愛翔はそれでいいの?
付き合ってるって勘違いされたままで。
迷惑じゃないの?
「それとも」
そう言いかけた愛翔はギロリと鋭い視線をあたしに向けた。
「春真と付き合ってるって思われる方がいいのかよ?」
「えっ⁉ハルと……⁉」
なんでそこでハルが出て来るの?
「へぇ……ハルとか呼んでんだ?お前らいつの間に仲良くなったわけ?」
さらに不機嫌な声を出す愛翔の目が怖い。
「最近屋上で会って……そっから話すようになったの」
「で、2人でデートしたってか?」
デ、デート⁉