不良系幼なじみとの甘い恋愛事情


慌ててジュースを受け取るあたしを見てクスッと笑われた。



意図はないのかもしれないけど、くれたのは大好きなレモンティー。



愛翔はカフェオレを選んだ。


あたしがレモンティーを好きだなんて、愛翔は多分忘れてる。



「今でも好きなんだな、それ」



目を細めて笑う愛翔は、すごく優しい顔をしていた。



ドキッ



「え、うん」



覚えて、くれてたんだ。



だからくれたの?


< 52 / 266 >

この作品をシェア

pagetop