政略結婚~天使に導かれて~
「なぜ、好きなのに結婚しないのか不思議だったので・・・」

「彼女は、一般人だ。結婚は、家族が承知しない。それに彼女は、
 病気で子供が産めない。」

「・・・・・これからも、関係は続けるんですね?」

「あぁーそのつもりだ。別れるつもりはない。」

颯太の言葉に、唇を噛みしめながら、愛は、諦めたように

「すみませんが、離婚してください。愛人がいるのに、結婚生活を
 続けるつもりは、ありませんので。」

「な・なにを急に。君だって、この結婚が、どういう意味だが解って
 いるだろう!」

颯太は、面食らったように焦っていた。

「はい、十分承知しております。でも、昨晩の颯太さんの私に対する
 行為は、レイプです。夫婦間でも犯罪になります。
 私は、夫婦間が上手く行ってないのに、わざわざ子供を作り気は
 ありません。
 西園寺としても、島津との繋がりは大切ですが、そのために私は
 私だけではなく、自分の産んだ子供を犠牲にするつもりはありません。
 もし、愛人の方を本当に好きなら、その方と結婚してください。
 私は、こんなバカげた結婚生活は望んでません。」

はっきりと、自分の意志を愛は、颯太に伝えた。

これから、どんな事になろうとも、自分が犠牲になるのは構わないが
子供まで巻沿いにはしたくない。

それなら、早いうちにこの結婚を解消すべきだと判断した。
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