政略結婚~天使に導かれて~
「こんにちわ、愛ちゃん。」

「悠太さん、しばらくぶりですね!?」

「うん、そうだね。全く、親父達ときたら、人を扱き使うのも
 いい加減にして欲しいよ!
 土日の仕事が入ると、必ず僕にやらせて、自分たちは、
 『今日、明日は、光太に会いに行って来ます』だろ!
 本当に、嫌になるよ。
 僕だって、可愛い甥っ子が見たいのに・・・なぁー光太!!」

丁度愛は、光太を抱いて、悠太を出迎えた為、悠太は嬉しそうに
光太を抱き上げた。

「ところで兄さんは?」

「・・・・うん、だいぶ悪いみたいで・・・ほとんど食べなくなったし
 ベットから出ることも必要最低限の時しか・・・・・・」

「愛ちゃん・・・・・」

「フフフッ・・・ダメだね、私って!私が元気にしてないと颯太が
 不安がるから。ごめんね、悠太さん。
 光太を連れてってもらえるかしら?
 そろそろ起きる頃だと思うから・・・・。」

「うん、じゃー、光太、連れてくよ」

「お願いします。」

悠太は、今にも泣き出しそうな愛を、本当は抱きしめて、泣かして
やりたかったが、その気持ちを、グッと堪えて、寝室に向かった。
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