政略結婚~天使に導かれて~
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「愛・・・・愛・・・・目を覚まして・・・・・」

愛は、誰かに呼ばれていた・・・。

「う・・・うん・・・・・」

目を覚ますと、そこには愛しい颯太がいた・・・。

「颯太・・・・良かった!夢だったのね・・・・!」

「愛・・・・・・・」

愛は、颯太に抱きつき、颯太にキスをした。

「あのね・・・夢を見たの・・・・ものすごく辛かったの・・・・
 颯太がね、私の前から消えちゃったの・・・」

「愛・・・・・・」

「もう、颯太が居なくて・・・私・・・颯太を捜したの・・・・・
 でもね・・・居なくてね・・・・颯太の後を追いかけて・・・・
 でも良かった・・・。
 あれは、悪い夢だったんだんね・・・・!
 颯太、お願い、私の側から離れないで・・・・颯太がいないと
 私、生きていけないの・・・・・・」

愛は、颯太から離れまいと、颯太にしがみ付いて、一気にまくしたてた。
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