政略結婚~天使に導かれて~
そんな穏やかな生活を送っているうちに、愛も少しずつ笑顔が出るよう
になっていた・・・。

そして、2月の中旬に、颯太の49日が行われることになり、
その日に、颯太の遺骨も、納骨されることになった・・・・。

「愛ちゃん、2月の11日に、颯太の49日と納骨をしようと思うんだ・・・。」

豊は、愛にそう告げると

「そうですか・・・。そうですよね・・・。いつまでも私が持っている
 わけにはいきませんよね・・・・。」

愛は、そう答えるしかなかった・・・。

実際、いつまでも自分が颯太の遺骨を持っているわけにはいかない・・・。

頭では分かっているのだが、まだ心が付いて行かない自分がいる・・・。

しかし愛は、意を決して、豊に納骨することを承諾した。

島津のお墓は、本家の近くのお寺にある為、49日の前日に、愛は
久しぶりに、実家に戻り

「光太、大きくなったなぁ~」

と、竜太郎が久しぶりの孫の姿に、喜びを見せ、華英も、今回の49日を
機会に、鎌倉から戻ることにしていた。

久しぶりの実家には、両親に祖父母、孝太郎に楓が揃い、皆が愛と光太の
帰宅を喜んだ。


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