政略結婚~天使に導かれて~
愛は、退院してきてから、颯太から大事にされては来ていたが
あまりに大事にしすぎて、颯太は愛を抱かなかった・・・。

先生は、もう夫婦生活も大丈夫ですよ!と、言ってくれたのに
颯太は、いいや、子供を作るのに2か月は・・・・と言っていたから
まだ我慢する・・・。

と、ずっと愛を抱いてなかった・・・・。

そんな颯太を、愛は愛しい気持ちと、触れあいたい気持ちと半々で
複雑な思いだった・・・・。

でも、ようやく2か月経った日、颯太が

「愛、愛を抱きたいけど、新婚旅行まで我慢しようと思っているんだ。」

「えっ、何で・・・・?」

「うん、せっかく今日まで我慢してきたし、どうせ明後日には、旅行だろ
 そしたらのんびり出来るし・・・・ってことは、愛をいくらでも
 抱き潰しても良いだろ!
 今、抱いたら、多分歯止めが効かなくなるから、旅行まで我慢する!」

と、訳の解らない事を言っていたが、そんな颯太が可愛くて、愛も
旅行まで我慢することにしたのだ・・・・。

その夜は、いつも以上にくっつきながら眠りについた。
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