政略結婚~天使に導かれて~
翌日から、颯太の検査が始まった。

そして全ての検査が終了し、入院して一週間目に愛は、担当の医師に
呼ばれた。

看護師が、担当医から話があるので、出来たら家族の方たちに同席
して欲しいと言われたので、島津の両親と悠太と愛の四人で説明を
聞くことにした。

「島津さんの担当している、高橋です。」

「「「「よろしくお願いします」」」」

四人は、全員椅子に座って、高橋医師の話に耳を傾けた。

「島津颯太さんの検査結果が出ました。・・・・病名は癌です。
 彼は、胃がんに侵されてます・・・。」

「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」

「が・・・ん・・・・」

愛は、高橋医師が何を言っているのか理解できなかった・・・。

「先生、それは何かの間違いではないのですか・・・・」

「残念ながら、彼は胃がんにかかってます。それも末期で
 手の施しようがありません・・・・」

「そんな・・・・・・先生、颯太を、颯太を助けて下さい・・
 お願いします・・・」

豊は、先生に飛びかからんばかりの勢いで席を立つと、すかさず
悠太が

「親父、落ち着いて・・・」

そんな会話を、愛は、上の空で聞いていた。
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