本当の愛。

俺は勢いよくドアを開けた。

「玲!どぉいうことだよ。顔目当て
 とかふざけてんじゃねーよ!
 お前とはもう、付き合えない。」

「別れよう!玲もその気だったし~」

別れるのはつらかった、でもそうするしか
手がなかった・・・次に何を言えばいいか
頭の中は真っ白だった・・・
するとそこに、親友の響が来た。

「玲!お前ひとの気持ちもて遊んでんじゃねーよ!
 ふざけんなよ!」

「はぁ?響が入ってくんの?関係ないでしょ?
 てか、そんなに後悔するくらいなら、告白
 OKしなければよかったじゃんか!」

「玲はそんなやつだとは誰も思ってないから、
 叶斗はOKしたんだよ!そして本当に好きでいて
 くれたんだぜ?」

「ふぅーん。それで?」

クスクスと玲の後ろで玲の友達の笑い声が聞こえた。
玲の態度にもイライラしたが、友達の態度にも
イライラしてきた。響は俺のためにあそこまで
言ってくれたのに笑うとかまじ腹立った。
胸ぐらをつかみに行こうとした時、響に止められた
俺の耳元でこそっと

「落ち着けって」

って言われたので、おれはいったん落ち着いた。
響とは、生まれた時から一緒で家も隣で
毎日毎日遊んだ。だからこそ、俺が今から
なにをしようとするかわかるんだ・・・

「玲!俺はお前を許さねぇ。明日までに
 学校みんなに玲の本性全て話す。
 覚えてろよ。」

っと言うと・・・

「叶斗帰るぞ~!」

「おう!」

その出来事があってから3か月後に
俺と響のとうさんの転勤が決まった。
俺は響とはなれるのかな?って思っていた。
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