本当の愛。

★叶斗side~

今日からうざくてたまらん学校生活が
始まる・・・
マジうざい！こいつら～～～

「きゃーーー叶斗様ぁ～！」

こいつら、まじどうにかならんのか！？

「みんな聞いて！僕、今日寝不足なんだ～。
　静かにしてくれるかな？」

内心「黙れや。お前ら。」って言ってやりたいけど
無理っぽい。これがはじまったのは中学生の
時からだ・・・小学校の時は普通だったのに
中学校になって東京に引っ越したときから、ずっと王子様
って呼ばれ続けた・・・今になってはもう、うんざり・・・

学校に行きたくないけど、高校生活で俺は
１つの目標がある。それは・・・
本当に愛し合える彼女をつくること！！

俺、中学の時大好きだった人がいた名前は玲、
玲から告白されたときはめちゃくちゃ
嬉しかった。毎日２人で帰ったり、休みの日は
２人で遊びに行ったりたくさんした。
何も無くこのままずっといけると思ってた・・・
付き合って２か月経ったくらいの時、俺は忘れ物
をして教室に行こうとしたら・・・教室から玲の声がした。

「玲っていいよね～。叶斗みたいなかっこいい
　彼氏がいて～。玲は叶斗のどこが好きなの？？」

玲は何と答えるかドキドキしていた。

「玲はね叶斗のこと本当に好きじゃないんだ～
　そう、演技してるの～叶斗って顔はいいじゃん？
　一緒に歩いてるだけで玲も注目されるの～」

はぁ？ふざけんなよ？１回耳を疑った。

「確かに～玲と叶斗が一緒に歩いてたら、
　美男美女って感じ～」

「マジ？ありがとう！香奈～それでねこの前
　叶斗と一緒に行った店の店員さんがめっちゃ
　タイプだったの～それで、この前その店に
　１人で行ったの。そしたら、その人に告白
　されちゃって～。叶斗には内緒で付き合う
　ことにした～///」

「マジか・・・玲って意外に罪な女～笑」

さすがに俺はもう我慢が出来なかった。