【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
「エスパーじゃねぇーよ。
千晃の考えてることくらい分かるよ。
じゃーな、もう行け…。」

「…ばいばい…。」

お兄ちゃんと話したのはいつぶりだろう。

「元気でな…。」

お兄ちゃんはそう言いながら手を振った。

私は光の方に歩き始めた。

そうすると体がどんどん重くなり

頭が痛くなってきた。

「ん゛…。」

私は目を開けた。

そこには白い天井らしきものしか

目に入らなかった。

あぁ…病院なんだと思った。

生きてるんだ。

そう思ったときだった隣で何かが動いた。

私は何だろうと思い隣に視線を向けた。
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