【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
そこにはあいつがいた…。

あの時私の頭から離れなかった…

何度も助けてほしいと思ったときに

浮かんだ顔がそこにはあった。

私は無意識のうちに彼の手を握った。

なぜ、手を握ったのかは分からない。

でも握っていたかった。

そして私はまた眠りについた。

私はどれだけ意識を手放していたのかは

分からない。

けれど、たくさん寝ていたのは分かる。

だってこんなにも体が重いから。

だけど瞼は自然とおちてきて、

また夢の中に旅立った。

それからどんな夢を見ていたのかは

分からない。

いや…憶えていない…。

でもとてもいい夢を見ていた気がする。
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